格安PCを組むにはPCケースに注目せよ!
格安PCを組むためには様々な点で妥協をしないと作れない。ただそれは最初だけのこと。ボーナスが入ったりお金を貯めて安く組んでおいた自作PCがどんどんとハイスペック仕様になっていくのは自作の醍醐味でもある。
そのため今後の拡張といった面を重視するならどうしても避けれないのがPCケースだ。できるだけカスタマイズ時に幅が狭くならないようなケース選びが重要となる。安いPCケースというのはシャシーの基本設計が古い場合がある。見分けるポイントとしては電源ユニットが上配置、3.5インチベイに標準で外部ベイがある、全面USB端子が2.0にしか対応していない…裏面配線ができない…このような設計のPCケースは古いため拡張性も低くなる。
古いPCケースは2.5インチ、水冷クーラーなどを想定して設計されていない。なので拡張時に想定外のトラブルが起こりえる可能性が高い。ただし実際に組み込んでみないとパーツが干渉するなどのトラブルがわからない場合が多いのがPCケース選びの難点でもある。
マザボは機能をチェック
格安PCを組むにはあらゆるパーツを安く抑える必要がある。低価格なマザーボードはどれも同じような性能に見えるかもしれないが機能を抑えている部分はマザーボードによってまちまちになっている。なのでマザーボードの使える機能、使えない機能をしっかりとチェックして選定をするようにしよう。当然マザボは機能が多いほうが良い。しかし低価格で抑えるなら無い機能をしっかりと把握して選ぶようにしよう。
まず簡単なチェックポイントとしてはI/Oパネルの映像出力端子になります低価格なマザボは基本的に端子の数が少ないです。中にはHDMI1個だけ搭載しているようなマザボもある。まずは使用する液晶ディスプレイと合う端子を備えているマザーボードを選ぶようにしよう。
次に端子とスロットを確認だ。
SATA端子、USB端子、ピンヘッダー、拡張スロット、メモリースロットなどを見よう。メモリーは2枚セットで使うためスロットが2本しかない場合は拡張したくても増設ができないので注意だ。容量を増やしたくなったらマザボードを交換するしかなくなるのでマザボ選びは大切だぞ!
CPU選びは最後で良い
格安PCにおいても大切なパーツとなるCPUは全体の性能を左右する。基本は予算内でも最も性能が高いCPUを選ぶのが基本となります。なのでできるだけ価格を見極めた上、そして他パーツも選んだ上で最終的に余った費用でCPU選びをするのが良い。例えば格安PCを自作するとなるとCPUの平均予算は約1万円前後を設定している人が多いと思う。このクラスになると価格差が性能に繋がるわけではないので注意をしておこう。例えばIntel製CPUのケースでは下位モデルだと約1万円前後で買える。
またそのクラスになると500円〜3000円の金額差で大きく性能も変わってくるモデルがあるためできるだけ予算の範囲内で最も良いモデルを購入することが良いだろう。
メモリは2枚構成が一般的
例えばWindows10のメモリー動作要件は最低2GBとなっている。余裕をもてば4GBで十分となる。しかしメインで使う作業によってメモリの消費度は変わってくる。またDDR4メモリーになると最低でも1枚で4GBからとなる。2枚になると合計で8GBになる。
格安PCに8GBも必要かと言われると疑問があるかもしれないがディアルチャンネルで使うとデータ転送速度は倍以上も違ってくる。価格差も2000円程度だ。それ以上の価値ある格安PCになるため多少容量が大きく見えても2枚セットで購入した方がコストパフォーマンスに優れている。拡張時もメモリは触れなくても良くなるだろう。
格安自作でもストレージはSSDがおすすめ!
少し前ならSSDは価格が高くとても格安で組もうとする自作PCには搭載させることができなかった…しかしSSDの価格は下がり比較的に容量が小さいタイプなら無理なく格安自作PCにも組み込めるようになった。
参考になるように下記に一般的なHDD、SSDの価格差を掲載しているので参考にしてほしい。
HDD | SSD | ||
---|---|---|---|
4TB | 12000円 | 480GB | 13000円 |
3TB | 7500円 | 240GB | 7000円 |
2TB | 6000円 | 120GB | 4500円 |
500GB | 5000円 | - | - |
見て分かるようにHDDでは3TBが最もコストパフォーマンスの良い容量となっています。そしてSSDになると480GBがコスパが良くなります。自作PCで使う容量にもよりますが爆速化したいならSSDを選ぶ方が賢い選択。
またストレージは後からでも簡単に増設ができるパーツなので格安自作でも最初からSSDを搭載してシステム関係をインストールしておけばWindowsの起動や各種ソフトの起動もHDDとは比べ物にならないほど快適な動作になってくれます。
自作に苦手意識があるならBTOからスタート!
0からパソコンを組み立てることが億劫な場合は自作規格で制作されており拡張性も高いBTOからスタートするのが良いです。例えばBTOランキングで上位のパソコンを購入して自分の都合で各パーツを増強、増設したりパーツ交換をすると徐々にパソコンの仕組みを覚えることができます。
慣れてくるとケースだけBTOで購入したものとなり中身はほぼ自作といった構成になってきたりします(笑)ここまでレベルを上げることができるようになると自作に対する苦手意識も克服されており0から作ることも億劫になりません。むしろ楽しんで自作パソコンを組み立てることができます。